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今回の名言
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「辛い時は手を合わせなさい」
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「當妳感到痛苦時就雙手合十吧」
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「一方を聞いて沙汰するな」
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「不要只聽信一方的說辭」
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「考えるではなく、感じるのです」
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「不要想,而是去感受。」
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題名は「父の涙」です。家を離れていく娘を前に、照れくさい父親は、言葉が出てきません。その点、ここらへん、母親は強いものです。的確に、娘へ大事な言葉を残していきます。というわけで、今回の語録、全て母親からの台詞ということになりました。
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此集標題為「父親的淚」。面對著將要離家的女兒,不會表達情感父親害羞的說不出話來。此時母親反而扮演可靠堅強的角色。確實的交代給女兒重要的話語。也因此,此次的語錄全是母親的台詞。
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「辛い時は手を合わせなさい」
(日文發音 Tsulai toki wa te o awasenasai )
當妳感到痛苦時就雙手合十吧
「菊本の事は即刻忘れるのじゃ」と父親に言われ、悲しみに暮れる於一。そこへ母親が現れます。そして、お城に行く日に渡そうと思っていたという、箱を渡します。中身は菩薩像でした。
對於父親命她「菊本的事妳要立即忘掉」,於一卻反而悲從中來。此時母親出現。母親交給她一個盒子,說本來是要在於一進城那天交給她的。裡頭是一尊菩薩像。
「薩摩一の仏師に作らせたものです。辛い時は手を合わせなさい。菊本の成仏もこの菩薩様ならかなえてくださいましょう」と慰めるのでした。
母親安慰於一:「是我託薩摩最好的雕刻師傅作的。當妳感到痛苦時就雙手合十吧。菊本也會像這尊菩薩般為妳祝福,實現願望」。
・「手を合わせる」というのは、お祈りすることで、「願をかける」「故人の成仏を願う」時によく使われますが、母は、この菩薩を菊本の化身だと思い、於一に大切にしてもらおうと思ったのだと思います。
「雙手合十」是我們在為「許願」「希望逝去的朋友能升天成佛」祈禱時所常用的姿勢。母親是希望這尊薩能成為菊本的化身,送給於一請於一好好珍惜。
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「一方を聞いて沙汰するな」
(日文發音 Ippou o kite sata suluna )
「不要只聽信一方的說辭」
「考えるではなく、感じるのです」
(日文發音 Kangaelu nodewanaku ,kanjilu nodesu )
「不要想,而是去感受。」
別れの日を目前にした夜、雑談をしていた2人ですが、母が急に身を正し、於一に語りかけるシーンです。
母親和於一在離別前的夜裡閑聊,突然母親正起身子,跟於一說道:
「そなたはこれから多くの家来達の上に立たなければなりませぬ。昔から、一方を聞いて沙汰するな。という言葉があります。どんな人達の声にも万遍なく虚心に耳を傾け、その人その人の気持ちになって、よくよく考えるのです」
「今後妳必須站在許多人之上。有一句話是這麼說的:不要只聽信一方的說辭。不管是什麼樣的人的話,妳都要虛心傾聽,站在對方的立場,好好的思考。」
「それでも思い迷うたら考えるのを辞めなされ。考えるではなく、感じるのです。自分を信じて感じるがままに任せるのです」
「如果這樣做還是覺得猶疑不定的話就不要想了。不要想,而是去感受。相信自己,依照自己所感受到的去做」
於一は、母の言葉を復唱しますが、まだ実感の湧かない言葉だったかもしれませんが、後々の場面で、篤姫が困難に直面した時に何度か登場するのです。
於一重覆著母親的話,也許在聽的當時還沒有很深的感受,但在之後篤姬每每面對難關時,這句台詞就會出現,讓篤姬受用無窮。
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そして別れの日…於一「一はこの家に生まれて誠に幸せでございました」
忠剛「わしもそなたの父で何と言うか・・・愉快であった」
このシーンも、家族との別れが静かに描かれていて、心に響きました。
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